岩手県陸前高田市の新たな復興シンボルとなるブランド米「たかたのゆめ」を“東京の真ん中"から発信--。同市の復興対策を担うビッグアップルは6月30日、「MORI TRUST GARDEN TORA4」(東京都港区)で、田植えイベントを開催した。
東日本大震災からの復興に向け、グローバル展開を視野に入れた新産業の創出を目指す取り組みに共感した森トラストグループとJTグループが協力し、伊藤忠商事などの支援を得て実現した。当日は首都圏に住む外国人と日本人の子どもら11人に加えて戸羽太陸前高田市長も参加。はだしで田んぼに入り、苗の植え付けを楽しんだ=写真。
その後、会見した戸羽市長は、被災地の現状を説明した上で「高台移転をしようにも法律の規制によってなかなか前に進めない。被災者が求めているのはスピードだ。土地を借り、後で地権者にお返しするような、とにかく超法規的なことを求めたい」と訴えた。
森トラストは、地方の地域活性化に資する事業展開など社会的意義のある活動の一環として、「今後も、イネに関する野外理科教室や秋の収穫祭などの企画を展開し、地域ブランド米のグローバル展開を応援したい」としている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月2日
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