いま、職業技術のトレンドは大きく変わろうとしている。神奈川県東部総合職業技術校が、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)をテーマに、建築3次元CADの講座を始めた。「設計事務所のBIMニーズは高い」とは、同校建築技術課の加藤葉子さん。
BIMを取り入れたのは、求職者を対象にした1年間の建築設計コースと、設計事務所など在職者向け日曜講座の2つ。約20人が受講する設計コースでは10月からBIMによる本格的な作図をスタートする予定。2日間の日程で集中的に使い方を学ぶ日曜講座では、6月に第1期生として7人が受講した=写真。
同校はオートデスク社のBIMソフト『Revit(レビット)』を20ライセンス購入し、2013年度からカリキュラムに加えた。全国的にも先駆的な試みだ。9月の日曜講座には定員10人に倍の申し込みがあった。「今後は中級編も開催したい」と意欲をのぞかせる。
設計コースでは、すぐにレビットを使いこなすのは難しいと判断し、無償提供の3次元ツール『SketchUp(スケッチアップ)』を使って「徐々にBIMに馴れる」教え方に方針転換した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月3日
0 コメント :
コメントを投稿