2013/07/29

【開通20年】レインボーブリッジが初の化粧直し 主ケーブル塗り替え

開通から20年、レインボーブリッジが初の“化粧直し"--。首都高速道路は、1993年8月に供用した同橋の経年劣化対策として、主ケーブルの塗り替え塗装を進めている。
 また、防食機能を高めるため、「ケーブル送気乾燥システム」を導入。乾燥した空気を主ケーブル内に送り込み、ケーブル内の湿度を一定に保たせるもので、首都高としては初の導入となる。

 レインボーブリッジは、東京・芝浦と台場を結ぶ全長798mの吊り橋で、首都高11号台場線と、東京都の臨港道路、新交通ゆりかもめで構成。同社は、外面塗装の劣化により下塗り塗装が露出するなど防食機能が低下しているため、主ケーブルの全面的な補修に着手した。

◇ケーブル送気乾燥システムも導入

 主ケーブルの塗り替えは、キャットウオーク足場の上に飛散防止の「塗装シェルター」を設置し、その中で作業する。これまでに、芝浦側の側径間・港外側を試験施工として先行施工し、現在、港内側を施工中=写真。試験施工の結果を踏まえ、今後、台場側(港内側、港外側)を進め、2014年度の完成を目指す。
 主ケーブル内にさびを発生させないよう、新たに「ケーブル送気乾燥システム」を導入する。芝浦側、台場側のアンカレッジ上に送気設備を設置し、そこから乾燥した空気をケーブル内に送り込み、主ケーブル内の湿度を一定に保つようにする。

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