26カ国に約300店舗を展開する世界最大のホームファニッシング企業・イケアの日本法人イケアジャパン(ミカエル・パルムクイストプレジデント兼CEO=最高経営責任者)の(仮称)IKEA仙台新築工事が29日、仙台市太白区のあすと長町で鹿島の設計施工により本格着工した。久米設計が監修する。2014年4月末の完成、同年秋の開業を目指す。
同社は、東日本大震災直後から緊急物資の提供や仮設住宅への生活支援などの活動を展開してきた。その一環として、11年9月には仙台市泉区にイケア仙台ミニショップを復興支援ストアとして開店した。
今回は国内で8店舗目、東北地方初の大型店を建設することで、低価格で良質な商品提供に加えて、雇用・経済などに貢献する。
規模は、S造地下1階地上3階建て塔屋2層延べ4万8761㎡。1階と2階あわせた売場面積は1万6723㎡で7500点の商品を販売し、レストランなども併設する。3-4階は駐車場となり、太陽光発電設備なども備える。
この日の神事には、ミカエル氏のほか、イマン・モンファレード仙台ストアマネジャー、ラーシュ・ヴァリエスウェーデン大使、赤沼聖吾鹿島専務執行役員東北支店長、岡田信久米設計常務執行役員ら関係者約50人が出席。代表者が鍬(くわ)入れした後、神前に玉ぐしを捧げ、工事の安全を祈った。 大久保実作業所長(鹿島)の話
「厳しい工期に加えて労働者不足も懸念されるが、近隣にある2つの現場を含め、鹿島全体のネットワークを使って総合力で乗り越える」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月31日
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