2013/07/29

【自立ロボ】世界初、マルチローター機で空からインフラ点検

産学官で構成する「ミニサーベイヤーコンソーシアム」(会長・野波健蔵千葉大副学長大学院工学研究科教授)と千葉大学は、東京ビッグサイトで開かれた「テクノフロンティア2013」で、インフラ点検用自律飛行ロボットを実演した。
 このロボットは、コントローラーで操縦しなくても自動で離着陸できる「完全自律型マルチロータ式電動ヘリコプタ(ミニサーベイヤー)」。橋梁やダムの高所、災害発生直後の現場、放射線下にある地域などを、無人で空から撮影・計測できる。野波教授が15年間にわたって研究し、12年10月にビジネス化を目指してコンソーシアムを設立した。
 実演では、従来の課題だった飛行時間延長のため、現地でバッテリーを自動交換する「世界初のシステム」(野波教授)を披露した。
 このほか会場では、コンソーシアム構成員のうち、金井度量衡(新潟市)や富士建(佐賀市)がミニサーベイヤーを使った取り組み、エバ・ジャパン(東京都港区)が放射線量やコンクリート塩分濃度などの分光スキャン技術を紹介した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月29日

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