2013/07/19

【ケルヒャー】維持修繕分野にも参入 ウォータージェットモバイル2機種投入

ケルヒャー ジャパン(本社・宮城県大和町、佐藤八郎社長)は、橋梁・トンネル補修工事の下地処理に使うウォータージェット工法分野に参入する。8月8日に一般車両でけん引できるモバイルウォータージェット2機種を市場に投入する。
 ウォータージェット工法は、コンクリートの打ち継ぎ前に、健全なコンクリートや鉄筋を痛めることなく、表面に細かく均一な凹凸をつけられる。従来は大型機が主流だったが、同社は小型機を提案することで、点在する中小規模現場へ機動的に搬送したり、スペースが限られた現場への搬入を可能にする。


一般車両で牽引できる
使い方に応じて、250メガパスカルの高圧力モデル「HD 7/250 De Tr1」と、1920リットル時の大水量モデル「HD 19/100 De Tr1」の2機種を用意。日本橋クリーニングプロジェクトなどで知られる高圧洗浄機の技術を発展させた。
 排出ガス対策第3次基準を大幅にクリアするクリーンなディーゼルエンジンや、ノズルを回転して面的処理を可能にするコンプレッサーを備える。別売りのアクセサリーで、使いながら排水の吸引や防音を可能にする。
今回の参入は、「維持修繕分野の問題解決への貢献」とともに、クリーナーやスイーパーなどの清掃機器の総合メーカーとして「製品ラインの空隙となっていた分野への挑戦」(佐藤社長)だという。
 価格は、定期メンテナンス、1年間の製品保証、作業員の防護用品を含め、2000万円(税別)。初年度は年間10台の売り上げを目指す。同社は今年度から日本ウォータージェット施工協会に加入している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月19日

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