ケルヒャー ジャパン(本社・宮城県大和町、佐藤八郎社長)は、橋梁・トンネル補修工事の下地処理に使うウォータージェット工法分野に参入する。8月8日に一般車両でけん引できるモバイルウォータージェット2機種を市場に投入する。
ウォータージェット工法は、コンクリートの打ち継ぎ前に、健全なコンクリートや鉄筋を痛めることなく、表面に細かく均一な凹凸をつけられる。従来は大型機が主流だったが、同社は小型機を提案することで、点在する中小規模現場へ機動的に搬送したり、スペースが限られた現場への搬入を可能にする。
一般車両で牽引できる |
排出ガス対策第3次基準を大幅にクリアするクリーンなディーゼルエンジンや、ノズルを回転して面的処理を可能にするコンプレッサーを備える。別売りのアクセサリーで、使いながら排水の吸引や防音を可能にする。
今回の参入は、「維持修繕分野の問題解決への貢献」とともに、クリーナーやスイーパーなどの清掃機器の総合メーカーとして「製品ラインの空隙となっていた分野への挑戦」(佐藤社長)だという。
価格は、定期メンテナンス、1年間の製品保証、作業員の防護用品を含め、2000万円(税別)。初年度は年間10台の売り上げを目指す。同社は今年度から日本ウォータージェット施工協会に加入している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月19日
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