施設の鳥害対策を専門に行うバードストッパー(大阪市)は、ストロボの射光効果で鳥類が近寄らないように防除する装置「バードシャッター」を開発した。鳥がフラッシュの光やランダムに変化する光に弱い点に着目した。新たな対策方法として注目を集めそうだ。
鳥の飛来原因はほとんどが営巣目的で、一度飛来させてしまえば巣離れさせることが難しくなる。その被害はふんなどの悪臭や電気設備のトラブルなど多岐にわたる。対策には防鳥ネットや留まり防止器具の設置などが一般的だが、効果が薄いのが現状だ。
装置は、360度をカバーできる円筒タイプと、門扉などからの侵入を防ぐフラットタイプの2つ。飛来時間に作動するタイマーシステムに加え、30m先の飛来を感知するセンサーシステムも装備。円筒タイプにはストロボ4基が内蔵され、半径20mの範囲に対して防止効果がある。
4月に販売を開始し、既に愛知県西尾市のリサイクルセンターや大阪市の鉄鋼メーカー施設などに採用されているという。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月17日
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