2013/07/21

【現場の逸品】ストロボ効果で鳥害対策 バードストッパー

施設の鳥害対策を専門に行うバードストッパー(大阪市)は、ストロボの射光効果で鳥類が近寄らないように防除する装置「バードシャッター」を開発した。鳥がフラッシュの光やランダムに変化する光に弱い点に着目した。新たな対策方法として注目を集めそうだ。
 鳥の飛来原因はほとんどが営巣目的で、一度飛来させてしまえば巣離れさせることが難しくなる。その被害はふんなどの悪臭や電気設備のトラブルなど多岐にわたる。対策には防鳥ネットや留まり防止器具の設置などが一般的だが、効果が薄いのが現状だ。
 装置は、360度をカバーできる円筒タイプと、門扉などからの侵入を防ぐフラットタイプの2つ。飛来時間に作動するタイマーシステムに加え、30m先の飛来を感知するセンサーシステムも装備。円筒タイプにはストロボ4基が内蔵され、半径20mの範囲に対して防止効果がある。
 4月に販売を開始し、既に愛知県西尾市のリサイクルセンターや大阪市の鉄鋼メーカー施設などに採用されているという。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月17日

Related Posts:

  • 【現場の逸品】黒板入力から台帳提出までこれ一つ! 「電子黒板」タブレット『蔵衛門Pad』 工事写真管理ソフト『蔵衛門御用達』を提供するルクレ(東京都渋谷区)が、工事用黒板とデジタルカメラを1つにしたタブレット端末『蔵衛門Pad』を発売した。黒板の入力から写真撮影や台帳作成、さらには完成台帳の提出までの作業をこれ1台で賄える優れものだ。  従来の木製黒板とデジカメを使った場合に比べ、撮影から台帳作成までの時間は4分の1に短縮するという。電子黒板には手書き入力も可能で、Wi-Fi接続によりクラウド機能を使えば、現場に居ながら撮影した… Read More
  • 【現場の逸品】どんな凹凸、気温差、素材にもこれ一つ! 両面粘着テープ「BR-12」 スリーエムジャパン(東京都品川区)は、使用場所を選ばず、幅広い気温差にも対応できる両面粘着テープ「BR―12」を販売した。適用範囲が広いため、今まで複数のテープを使い分けてきた工程が、これ1つで対応できるようになる。 このテープは、従来の性能に加えてポリプロピレンなどの難接着プラスチックや、コンクリートのような凹凸のある粗面にも高い接着力を発揮するほか、低温環境下でも十分な接着力が保たれる。性能の向上により、面倒な下地処理なども必… Read More
  • 【現場の逸品】カメラのいらない電子黒板、ついに実現! ルクレ『蔵衛門Pad』 工事写真管理ソフト「蔵衛門御用達」の開発で知られるルクレ(東京都渋谷区)が、カメラのいらない電子黒板をコンセプトにしたタブレット端末『蔵衛門Pad』を発売する。工事用黒板とデジタルカメラが一体化したツールは国内初。国土交通省では現場導入に向けた電子小黒板の検討を進めているだけに、売れ行きに注目が集まりそうだ。 蔵衛門Padは現場の声を反映して商品化された。工事現場では経費節減など作業効率がより求められるようになり、現場監督の負担も増えている… Read More
  • 【現場の逸品】立ったままでOK 作業所での使用にぴったりなタブレットケース 建設現場でタブレット端末の活用が進む中、富士通マーケティングが現場作業での安全性と使いやすさを重視した専用設計の業務用タブレットケース「Spinning Shoulder(スピニングショルダー)」を開発し、販売を開始した。立ったままタブレット端末を操作するシーンで求められる機能に特化した使いやすさと、軽量でスリムなデザインを実現した。標準価格は1万5000円(税別、送料別)。  開発した業務用タブレットケースは、ケースから取り出さずにタブレ… Read More
  • 【現場の逸品】これは楽!! 立ったまま打音検査ができる「アイハンマー」 インフラ施設の補修設計や点検調査を専門とする補修技術設計(東京都江戸川区、中馬勝己社長)は、立ったまま道路舗装の打音検査ができるI型の点検用ハンマー「アイハンマー」を開発した=写真。地面にはう姿勢で叩かなければならなかった従来のT型ハンマーに比べて身体への負担が少なく、作業効率が大幅に上がる。  既に複数の高速道路会社で、コンクリート床版や鋼床版の舗装浮きや空隙などの調査に採用されており、評判は上々のようだ。長さ1130mm、重さ2.5㎏で… Read More

0 コメント :

コメントを投稿