2013/07/10

【現場の逸品】塗布後10年持続する遮熱材「エコ窓コート」 長谷川興産

ことしの夏は、300%もの売り上げ増加を見込む長谷川興産(東京都豊島区)。1年前に提供を始めた省エネ窓ガラスコーティング「エコ窓コート」は近赤外線や熱を65%カットし、夏の室温を最大4度下げる効果がある。初年度の業績は当初目標から4割増を達成。コーティング剤を直接塗布するだけの手軽さに加え、どんな形状のガラスにも対応できる点が評価を得ている。
 エコ窓コートは、遮熱フィルムでは施工しにくい網入りガラスや型板硝子などにも対応する。塗布後1日程度で乾燥し、2日目からは遮熱フィルムよりも固くなる。傷付きにくい上、耐久性にもすぐれ、遮熱フィルムの2倍に当たる10年以上もの間、効果を持続する。受注の半分はビルや商業施設が占め、残りはマンションや戸建て住宅という。
 施工時間は1坪当たり2時間。遮熱効果により、夏場はエアコンの消費電力を2割カットできると試算している。コーティング剤は透明性が高く、窓の透過性をほとんど損なわない。価格は1㎡当たり材工込みで1万2600円。性能が同レベルの遮熱フィルムに比べ3割程度安い点も魅力だ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月10日

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