日本工学院と大東建託による初の産学連携「住人十色のつながりプロジェクト」作品発表・講評会が4日、東京都大田区の同校蒲田キャンパスで開かれた。定められたテーマに基づいて建物を設計し、模型を作ってプレゼンテーションするもので、今回のテーマは「学生が交流する共同住宅」。提出された28作品のうち、木下唯仁さんの「Step Up Gallery」が最優秀賞に選ばれた=写真。
より職業的なことを体験してもらうため、同校八王子校と蒲田校の建築学科3年生を対象に行われた。蒲田校では28作品の中から6作品がノミネートされ、最終審査に臨んだ。
木下さんは「模型は最初、外観しかなかったが、3日徹夜して内観を作った。最優秀賞に選ばれて、とてもうれしい」と感想を述べた。
大東建託の高梨憲一技術教育部次長は「いずれの作品も、思いを形にする作り込みになっている。ただ、選ばれた6作品と他の作品とでは、何か違いがあると感じていると思う。実社会では、この差がお金になる」と講評した。
出品された模型は19日から21日まで、東京都千代田区の秋葉原UDXで開かれる日本工学院テクノロジーカレッジ卒業展に出展される。
そのほかの受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽優秀賞(2位)=吉田蒔子「家族と暮らす家」
▽同(3位)=武田空良「反転する共同住宅」
▽同(4位)=伊藤有理伽「魅せる」。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿