2012/02/10

たまったポイントは有給に交換!?前田建設の社内エコポイント制度

ポイントで交換できるドングリストラップ
 前田建設は、社員とその家族の節電を後押しする社内キャンペーンを展開している。同社は、独自の社内エコポイント制度「Me-pon(前田版エコポイント)」を展開中だ。キャンペーン中は節電量が高かった社員世帯にボーナスポイントを与える。たまったポイントは、食品やエコグッズのほか、有給休暇などとも交換できる。

 昨年夏のキャンペーンでは、8月と9月の平均削減率が前年同月比約21%を超えるなど、「取り組みの成果が数値にはっきり表れた」(同社CSR・環境部)という。
 今回展開する冬のキャンペーンでは、夏と同様、電気だけでなく、水道、ガスについても、前年同月比での削減率を競う。使用エネルギーを可視化できる環境家計簿の入力を推奨している。
 夏の結果をみると、3部門それぞれで上位ランキングに入る意欲的な世帯もあった。80%台の削減率を達成した世帯もあるが、「引っ越しやリフォームなどの影響もある」(同)という。「会社と家族とのつながりを強めていきたい」(同)という期待どおり、節電とポイント獲得に向けて家族会議を開くなど、コミュニケーションツールとしても一役買っている。

・森林保存キャンペーンも

 同社は節電キャンペーンに加え、森林保全に向け新たな取り組みも始めた。社員世帯がドングリを集めてCSR・環境部に送ると、ドングリの苗木が自宅に届き、それを数年後に「MAEDAの森・福井」(福井県南越前町)に植樹するという流れだ。「苗木が育つプロセスを楽しみながら、生物多様性について学んでほしい」(同)という狙いがある。既に1万個を超えるドングリが寄せられた。
 一方、社員の家庭内で不要となった古本を買い取り、森林関係のNPOを支援する取り組みも実施している。

AmazonLink: 『前田建設ファンタジー営業部』

0 コメント :

コメントを投稿