2012/02/06

ギネス超える世界最高速エレベーター。その早さは時速64・8㌔

 三菱電機が、分速1080m、時速64・8㌔を超える高速エレベーター技術を開発した。同社が昨年受注し、中国・上海市に建設中の中国最高層のビル「上海中心大厦」(ビルの高さは632m)向けに時速64・8㌔の世界最高速エレベーターを搭載する。ビルの完成は2014年。加えて今後増加が見込まれる他の超高層ビル向けの超高速エレベーターにも採用していく。

 巻き上げ機は、省エネ性に優れた永久磁石(PM)モーターを採用し、低騒音・低振動な運転を実現した。また、モーター1台に2つの三相巻き線を持つ方式を採用し、2台の制御盤による並列駆動システムを採用した。各主回路には20年以上の実績がある回生コンバーターを標準装備し、回生電力を有効活用し、省エネ性を高めた。ブレーキはダブル構造、油圧開放方式のクランプ式ディスクブレーキを採用し、安定した制動能力を確保した。
導入するのは、
世界最高速(分速1080m)エレベーター3台
ダブルデッキエレベーター(分速600mの4台を含む)20台
中高速(分速150m以上480m以下)エレベーター64台
低速エレベーター(分速105m以下)19台
の計106台に上る。

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