2012/02/24

東京都の建設系高校生向けコンペ 東京建設業協会賞に都立蔵前工業高 安藤忠雄氏も講演

 東京建設業協会(山田恒太郎会長)は22日、新宿区のモード学園で東京都建設系高校生作品コンペティション2011の授賞式と建築家・安藤忠雄氏の記念講演会を開いた=写真。会場には450人参加し、満席。同コンペは、建設模型など7部門にわたり約150作品が応募があり、昨年12月上旬、新宿駅西口イベントコーナーで展示し、選考会を行い、東京建設業協会賞に都立蔵前工業高校建築科7人の「toride」が選ばれていた。

 山田会長は「東日本大震災から1年になり、復興の1歩が踏み出されようとしており、建設業がさまざまな場面で活躍していく。皆さんも、学んだことが人々の毎日の仕事を支えていることにつながるという自信を持ってください」とあいさつし、会長賞1作品、最優秀賞の6部門6作品を表彰した。それぞれの受賞者は、作品のプレゼンテーシヨンを発表した。
 審査講評に当たった八木通俊東京建設人材確保・育成協議会委員長は「それぞれの作品から高校生のやる気とパワーが伝わり、審査にはさまざまな意見が出た」と語り、審査特別賞7部門7作品を表彰した。CCI東京特別賞7部門7作品も表彰された。

◇建築の可能性について安藤氏講演

 その後、建築家の安藤忠雄氏が「建築の可能性を語る」と題し、東日本大震災に関連し鎮魂の森プロジェクト、遺児育英資金創設、さらに淡路夢舞台や最近の海外プロジェクトに関連したエピソードを紹介しながら「人が集まり、期待する場所をつくるのが建築。皆さんも安全で安心、そして美しいものを共同でつくる仕事は建築以外にないことを知ってほしい」と呼び掛けた。

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