2012/02/06

豪雪の新潟県、地域またぎ除雪作業に必死

 新潟県で、県内全土で降り続く豪雪対応として、他地域の建設業協会に広域応援を依頼している。新潟県建設業協会によると、長岡、三条の各支部は妙高市平丸地区での雪崩危険個所(県道)の雪庇落としを担当。村上、新発田、新潟、巻の4支部は各市、与板支部は糸魚川市で公共施設や要援護者宅の雪下ろし、道路除雪などに尽力しているという。

 同建協は1-3日までの3日間で延べ約200人を応援要員として派遣。昨冬と同じく民家や公共施設の雪下ろしを実施するとともに、過去最高レベルの降雪となる今回は道路除雪にも当たっている。
 県監理課では「道路除雪で他地域からの支援はまれなケース」という。応援期間は道路除雪が1日から5日間、雪下ろしが3日間程度。6日以降は今後の降雪状況を考慮して決定する。
 経費負担は、道路除雪は災害協定に基づき、当該地域を所管する県地域整備部が除雪費から充当する。雪下ろしは、当該自治体が災害救助条例の適用区域であることから、災害救助費(国、県負担)で対応する。