『Indian Sky Railway Bazaar』 |
同コンクールは、神奈川県内大学の卒業設計を対象に毎年開いている。今回は小泉委員長のほか、コンテンポラリーズの柳澤潤代表取締役、サポーズデザインオフィスの谷尻誠代表、鍋島千恵TNA共同主宰を審査委員に迎えた。審査結果の発表を前に、小泉委員長は、学生卒業設計という題材から、社会的な意義、社会的な発信性を重視したと説明。総評では、「ことしは充実した作品が多かった。ただ一つ気になったのは提案者の視点。建築がどのように社会的なインパクトをもたらし、その広がりに対して自覚的でないと感じた」と述べ、社会的な認識を求めた。
金賞受賞を受けて鎌田氏は「自分の作品は建築の面白さより、今の社会問題に建築として何ができるかを考えた。それを評価していただいて大変うれしく思う」と喜びを語った。
このほかの受賞者は次のとおり(▽賞名=氏名・敬称略、出身大学、作品名)。
▽銀賞=笹朝斐(明治大)「あさひはうす と 米屋のおじさん と 中井商店街」
▽銅賞=桜井寛(東海大)「隙間が生み出す街の虚景」
▽小泉雅生賞=柳橋里美(関東学院大)「『結び目』の家」
▽柳澤潤賞=楠本侑子(神奈川大)「織込橋のつくる風景-今治市中心商店街における橋で結ばれた交流施設ネットワークの提案」
▽谷尻誠賞=山田結花(横浜国大)「ぽっかり漁港と子供」
▽鍋島千恵賞=穂高亜未(神奈川大)「動きのある景観の繋がり-都市における景観的考察から導く新たなインフラの設計」
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