フツウノイエ 撮影:酒井広司 |
公開審査では、応募総数347点の中から第一次審査で上位に残った6点のプレゼンテーションがあった。審査委員は委員長のインテリアデザイナーの内田繁氏のほか、建築家の中村好文氏、木下庸子氏、LIXIL住設・建材カンパニー水まわり総合技術研究所所長の久留島豊一氏。設計者の説明に審査委員長が質問する格好で進めた。
審査の結果、金賞1作品、銀賞2作品、銅賞3作品を選び、表彰状と副賞の賞金が贈られた。このほかに入賞10作品、審査委員特別賞3作品も表彰した。
金賞を受賞した赤坂氏は、「単純な箱の中に光、音、風などの自然の状況をつくり出し、家族の気持ちがそこにあるような住宅を目指した。敷地は境界をはさんで市街化調整区域の自然が残っている。都市の恩恵と自然の変化を行き来できることを考えた」と話している。
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