2012/02/07

新発田市新庁舎プロポーザル、応募案を審査前に一般公表

 新潟県新発田市は、新庁舎建設事業に伴う基本・実施設計の公募型プロポーザルに応募した10者の技術提案書を公開した。提案内容を審査前に発表することで、透明性を確保しながら、『百年の計』となる同事業への関心を高めてもらい、市民との協働によるまちづくりを図るのが狙いだ。

 1次審査は12日に開き、5者程度に絞り込む。14日に結果発表する。2次審査では、新たな提案図書を3月5日まで求め、これを同9-14日まで公開する。15日にプレゼンテーションとヒアリングを実施。同19日に最優秀者を特定する。選考委員は、作山康芝浦工業大教授、黒野弘靖新潟大准教授、神田より子敬和学園大教授、相澤順一新潟職業能力開発短期大教授、大山康一新発田市副市長が務める。
 技術提案書の課題提案は、▽設計者の市庁舎に対する基本理念とそれを実現するための基本的な考え方▽まちづくりとしての庁舎建設のあり方▽建設地での庁舎建設の課題と解決策▽建設コストとライフサイクルコストの低減策--の4項目。各社ともそれぞれの特長を生かしながら、明快な設計コンセプトを打ち出している。
 規模はRCかSRC造6―7階建て延べ1万2000㎡程度を想定している。履行期間は基本設計が4月初旬から2013年3月下旬、実施設計が同4月初旬から12月中旬まで。
 工事入札は14年5月をめどに公告する。工期は同7月から16年3月下旬までを見込む。
 建設地は同市中央町3丁目甲392番ほか。

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