2012/02/25

メガソーラーの発電ロスをすぐに発見 住友電設の太陽電池モジュール監視システム

 住友電設は、メガソーラーの新たな監視システムを開発した。パワーコンディショナー(PCS)や連系設備だけでなく、太陽電池モジュールが直列接続されたストリング単位の監視もできるのが特長で、これにより、発電ロスの早期発見・復旧が可能になる。

 従来の太陽光発電設備監視はPCSの管理がメーンだったが、PCSからの情報だけではソーラーパネルの故障を検出することが困難だった。
 新システムは、ストリング単位での発電効率の低下や機器の異常など、これまで把握できなかった発電ロスを発見でき、グラフィカルな表示方法によって広大な敷地の異常発生場所も特定しやすくなっている。
 また、同社の従来製品同様、エネルギー管理システム機能やファシリティ管理機能を併用した過去データの比較や解析、インターネット環境を活用した複数個所からの監視などもできる。
 新規のメガソーラー建設案件への展開が中心となるが、ストリング単位の計測ユニットを接続することなどで、既存監視システムからの切り替えも可能だという。
 この監視システムは、29日から3月2日まで東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される「第3回太陽光発電システム施工展」にも出展する。

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