2012/02/23

国内最大級!20万平方㍍の免震ビル着工 NTT都市開発らの芝浦水再生C上部施設

 NTT都市開発と大成建設、ヒューリック、東京都市開発は、(仮称)芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業新築工事に22日着工した。東京都下水道局が計画する同センター再構築の一環として、雨天時貯留施設の上部空間に延べ20万㎡超規模の業務・商業系ビルを合築する。設計はNTTファシリティーズ、NTT都市開発、大成建設、日本水工設計が担当。施工は大成建設で、2015年2月末の竣工を予定している。

◇品川港南口に新ランドマーク

 同事業は、首都・東京の新たな拠点として注目される品川駅周辺に位置する良好な立地条件を生かし、業務・商業などの都市機能を導入することで、同地区の国際ビジネス拠点の発展に貢献するとともに、コミュニティーホールなどを設け、交流イベントや地域の交流活性化にも貢献する。
 規模はS一部RC造(免震構造)地下1階地上32階建て延べ20万5785㎡(下水道施設含む)。国内最大級の免震ビルとして、長周期地震動にも対応した高い安全性を確保。72時間運転可能な非常用発電設備や生活用水(上水および雑用水あわせて55万リットル)を備えるなど、入居企業のBCP(事業継続計画)をサポートする。またコミュニティーホールは災害時に帰宅困難者一時滞在スペースとしても活用する。
 また、憩いと交流の場として、ビルに隣接して約3・5haの広大な緑地を整備。さらに未利用エネルギーや自然エネルギーの積極活用、省エネ対策・熱負荷低減など最高水準の環境技術を採用し、建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)のSランク取得を予定している。
 建設地は港区港南1-2-6の敷地面積4万9547㎡。

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