2012/02/26

学校と漁業施設を複合提案 大阪士会らの震災復興アイデアコンペ

fishery school
 大阪府建築士会と大阪府建築士事務所協会、日本建築家協会近畿支部(JIA近畿)、日本建築協会は、震災復興アイデアコンペ「記憶の継承」の入賞作品を発表した。一般の部では湯佐和久氏の「fishery school」など5作品、中学生以下の部では長谷川綾乃さんの「ファミリーカレンダー」など5作品を優秀賞に選んだ。「fishery school」は、漁業関連施設と学校を複合させて地域活性化につなげるという提案。

 アイデアコンペには全国から525点の応募があった。3月1日午後5時から大阪市中央区の大阪市中央公会堂で開く「防災フォーラム 震災に備える 大切な人を守るために」の席上で表彰式を行う。
 審査員は建築家の坂茂氏、河田惠昭関西大社会安全学部長・教授、プロダクトデザイナーの喜多俊之氏、JT生命誌研究館の中村桂子館長、吉村庄平大阪府危機管理室長、打明茂樹大阪市危機管理室長、小島孜JIA近畿支部長が務めた。
 受賞作品は次のとおり(敬称略)。
 =一般の部=
〈優秀賞〉
▽fishery school=湯佐和久▽都市防災機能を向上させる高速道路高架を活用した公共施設=三和盛彦ほか9人▽ガレキに残る生きた記憶は、生きる力となる=佐藤有記▽私たちの提言それは「工業高校ものづくり力」=下田、内藤、堀川、村里、村田▽DESALINATION MOUNDS=鍋谷めぐみ。
〈佳作〉
▽10meters adove=阿部敬一▽どこでも蛇口(液体吐出装置)&どこでも洗面台(可搬型給水機能付き洗面台)=岩田治幸▽インスタント集住可能な自然エネルギー活用型公共施設=毛塚順次▽「SEA LEVEL」=木村功▽防災税の導入とその還元制度に関する提案=三好泰代▽Succession of Lives 防災兼用フード&ボレロの提案=三好誠人▽FEEL a SHAKE! 自分で考え行動する大切さ=松原有佐▽津波避難タワー「緑の塔」=村岡幹尚、三浦良平▽日常と記憶のあいだ=金馬冴▽memory Note=齊藤沙季。
 =中学生以下の部=
〈優秀賞〉
▽ファミリーカレンダー=長谷川綾乃▽海辺のエアバック=龍野友里・幹拡▽我が家の避難経路を考える=中野友暉▽高層マンションにおける避難階段の改善=水沼諒▽Bee house=和田悠作。
〈佳作〉
▽「171 災害専用伝言ダイヤル」ポスター=白土寛子▽根強い緑のカーテンと森林=仲田廉▽和気藹藹とした仮設住宅案=郡田遥士▽雅(みやび)=前川将哉▽仮設住宅について、考えてみた。=森内彰人▽地震がくる前に、きた後の対策案=嶋田雄介▽災害が起こった後の衛生的に住めるために=天白衛▽情報で災害に立ち向かう=末廣昴佑▽防災教育について=弓場雅斗。

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