加賀田組(本社・新潟市、市村稿社長)は14日、新潟市発注の松浜第2排水区幹線228-7下水道工事(同社施工)で、新潟市立松浜小学校の3年生を対象とする現場見学会を開いた。会場には実物大の推進管や工事で使う建設機械を展示。またとない機会とあって、子どもたちは食い入るようにそれらを見つめていた。
同小の「松浜探検隊」と称する課外事業の一環で、地元を散策して新たな気付きを得るのが狙い。毎年、松浜コミュニティ協議会と連携しているが、今回は同社も協力を申し出た。
出発前に、校門で同工事の監理技術者を務める村山健太氏があいさつ。「楽しみながら、公共工事の魅力を少しでも感じてください」と呼び掛けた。
その後、児童は2班に分かれ、工事現場と地元の池沼である「ひょうたん池」に向かった。現場では、4つの展示ヤードに▽内径2800mmの推進管▽バックホウ▽ラフタークレーン▽サイレントパイラー--を設置。スケールの大きさに圧倒されつつも、目を輝かせてメモをとっていた。
ひょうたん池では、トンボ博士の木村広衛氏(松浜コミュ協)の案内のもと、希少なオオモノサシトンボやオニバスなどを観察し、動植物の生態系を学んだ。
同工事の概要は、内径2800mm(延長191m・汚泥式推進工法)の雨水管路などを整備する。工期は2017年3月15日まで。工事場所は新潟市北区松浜みなと他地内。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿