2014/09/22

【本】地域に寄り添い、除染作業行う建設業を冊子で紹介 日建連

日本建設業連合会(中村満義会長)は、福島県での除染作業に会員企業が携わっていることを広く伝えるための冊子を作成した。地域貢献など地元に寄り添って作業していることや、品質の管理に細心の注意を払っていることを、写真などとともに紹介している。5000部を印刷し、地元の自治体や関係機関に配布するほか、福島県以外の地域など幅広く配布し、積極的にPRする。山内隆司電力対策特別委員長は「最初は警戒が強かった地元住民にも今は受け入れていただいている。この方向でしっかり続けていきたい」と話した。

 日建連会員12社の約1万8000人が毎日、除染に従事しているものの、一般にはあまり知られていない。だが建設業が地元に寄り添いながら除染に携わっていることは、より広く正しく理解される必要性があると判断し、パンフレットを作成した。
 環境省の仕様に従った除染前後のモニタリング以外に除染中も自主的にモニタリングして品質を確保していることや作業員教育・健康管理を徹底していることを紹介。地元住民への情報発信にも力を入れ、地元住民をコールセンターなどで雇用してコミュニケーションにも配慮している点や、一時帰宅者用の談話室などを自主的に設置していること、地元行事に積極的に参加して地域貢献にも力を入れていることなども紹介している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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