2014/09/03

【建築】わくわくする学校×地域 シーラカンス設計の立川市第一小複合施設

東京都立川市の市立第一小学校等複合施設が完成し、8月30日に落成式が行われた=写真。同市内で初めてとなる学校と社会教育の複合施設で、第一小学校に柴崎学習館、柴崎図書館、柴崎学童保育所が併設されている。設計はシーラカンスアンドアソシエイツ、施工は大成建設が担当した。

 施設は校舎棟と道路を挟んだ学習館棟で構成され、3階のブリッジで2棟を往来することができる。柴崎図書館の一角に学校図書館が設けられており、またオープンスペースを多くとることで地域住民や異なる世代間の交流が促進されることを狙っている。
 施設内では段差の解消、エレベーターや点字ブロックの設置などバリアフリー化を図っている。またペアガラスの使用、トイレ洗浄水に雨水を利用するなど環境にも配慮している。

落成式では、清水庄平市長が「この施設が充実し、地域の拠りどころとなることで、子どもたちの学びや地域連携が進むことを期待している」と式辞を述べた。また對馬洋校長は「至る所に設けられたさまざまなオブジェや、わくわくするデザインをいかに使いこなすことができるか。子どもたちの柔軟な発想と豊かな想像力でこの校舎の魅力を引き出していきたい」とあいさつし、新たな教育活動への抱負を語った。
 規模は、校舎棟がRC一部S・SRC造3階建て延べ8612㎡、学習館棟がPC一部S造地下1階地上3階建て延べ3228㎡。所在地は柴崎町2-20-3。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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