2014/09/17

【日本道路】新入社員が高知県で森づくり体験 県、梼原町と協働

日本道路は13日、高知県梼原町の仲間地区にある「日本道路の森」で開かれた間伐体験交流会に参加した。交流会は、同社と高知県、梼原町が協定を締結している「環境先進企業との協働の森づくり事業」の一環として開かれ、5回目となる今回は本社で研修を受けている事務系の新入社員10人が参加。イベントを主催する仲間造林生産組合の指導の下、チェーンソーを使った本格的な間伐などを通じ、作業の難しさや森林資源の大切さを肌で感じ取った。

 同社は、2008年度に県、町とパートナーズ協定を締結し、3者協働による森林の再生や、地域住民との交流活動に取り組んでいる。協定は3期目で、日本道路の協賛金は森林、作業道の整備などに活用されている。

伐採した木材を切断する新入社員
間伐体験交流会には本社、中国支店、四国支店、梼原町、造林生産組合から約40人が参加。実際にスギ、ヒノキを伐採した新入社員は「少し怖かったが、普段できない体験ができた」「最初は怖かったが、臆せずやるという部分を今後の仕事に生かせればと思う」と感想を語った。
 間伐体験後には食事会が開かれ、地元産食材をふんだんに使ったバーベキューを楽しみながら地元との親睦を深めた。食事会であいさつに立った日本道路の矢野善章専務執行役員は、「新入社員にとっても貴重な経験になった。今回の経験は仕事を含めさまざまな場面で生かしてほしい。今後も参加できる部分で積極的に協力していきたい」と締めくくった。

矢野町長(右)を表敬訪問
12日には矢野専務執行役員と新入社員が矢野富夫梼原町長を表敬訪問した。矢野町長は「日本道路には、全国的にも珍しい協働の森づくり事業のほか、史跡のカラー舗装など、景観に配慮した町づくりにも貢献してもらっている」と同社の取り組みを高く評価し、「今後も胸を張って仕事をしてもらいたい」と新入社員にエールを送った。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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