2014/09/24

【CAT】自社の事業所解体でセミナー開催! 油圧ブレーカー H130Esを実演

日本キャタピラーは19日、兵庫県明石市の明石事業所で、「先進技術セミナー@明石」を開いた。土木解体業や建材業などから約100人の参加のもと、日本での販売を予定しているワークツールによる旧本館解体工事のデモンストレーションが行われ、参加者は初めて見るキャタピラー純正のワークツールの性能を体感した。

 日本でのワークツールの販売について、ポール・アルブレックキャタピラーワークツール・アジアパシフィックセールスマネージャーは、「日本市場は重要なマーケットとして位置付けている。顧客のニーズに応えるために参入を決めた」と話している。
 デモンストレーションでお披露目したのは、ことし7月から販売を開始している油圧ブレーカー「H130Es」のほか、順次国内導入を計画している顎(ジョー)の短時間の交換が可能な大割機「MP324マルチプロセッサー」と、小割破砕機「P215」の3機。大割機を超ロング解体仕様、小割破砕機と油圧ブレーカーを解体仕様機に搭載し、竣工後50年を経過した旧本館を解体した=写真。
 アルブレックセールスマネージャーは、ワークツールの日本国内での生産について、「ビジネスプレゼンスが高まり、日本で生産した方がマーケットに提供できるスピードが早まれば、拡大する可能性もある」との見通しを示した。
 同社ワークツールの優れている部分として、「1つ目はマシンとツールがどちらも自社設計であること。2つ目は顧客の観点から見てもらうと、トータルソリューションを1社で提供できること」としながら「何か問題があれば、ディーラーに言ってもらえれば、顧客はそこでサポートを受けることができる」などの顧客中心のメリットを強調した。
 また、「今回紹介した以外にも製品のラインアップがあるので、すべてを日本で提供していけるように考えている」と見据えている。ワークツールはレンタルでも対応を考えている。セミナーではこのほか、油圧ショベルや情報化施工対応機、コンパクトトラックローダーなどの展示もあり、会場は大いににぎわった。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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