首都高速道路会社は5日、防災訓練の一環として、首都高1号羽田線空港西出入口に近い羽田補修基地(東京都大田区)内で実施した2014年度緊急対応訓練を報道機関に公開した。マグニチュード7.3の都心南部直下地震の発生を想定し、横転車両の移動・引き起こしなど=写真、一連の道路啓開作業の実働訓練を行った。菅原秀夫社長を始め、首都高関係者約60人が参加し、本番さながらに取り組んだ。
訓練は、震度6強から7の地震で、高速道路上の伸縮継手部に約30cmの路面段差が生じたほか、一般車両が横転し2車線とも通行できない状況を想定。緊急交通路として1車線を確保するため、ゴージャッキを使った乗り捨て車両の移動や、レッカー車によって転倒車両を片側車線に移動した。転倒車両の引き起こし作業と並行して、路面段差を土のうと敷き鉄板で解消し、道路上の滞留車両を排除した。交通パトロールカーは滞留車両の誘導とともに、別班が段差ステップ材を使って段差を乗り越え、パトロールを続けた。「実際の高速道路上に見立てた上で、個々の作業を一連の流れとして実施したのが特徴」(同社)。実働訓練によって実効性を検証し、課題を抽出する。
訓練に先立ち、菅原社長は「首都高速道路は首都圏経済を担う重要なインフラであり、災害発生時には一刻も早く道路啓開を行うことが任務。迅速かつ適確に行ってほしい」と訓示した。同社は、毎年9月1日の「防災の日」前後に防災訓練を実施している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
訓練は、震度6強から7の地震で、高速道路上の伸縮継手部に約30cmの路面段差が生じたほか、一般車両が横転し2車線とも通行できない状況を想定。緊急交通路として1車線を確保するため、ゴージャッキを使った乗り捨て車両の移動や、レッカー車によって転倒車両を片側車線に移動した。転倒車両の引き起こし作業と並行して、路面段差を土のうと敷き鉄板で解消し、道路上の滞留車両を排除した。交通パトロールカーは滞留車両の誘導とともに、別班が段差ステップ材を使って段差を乗り越え、パトロールを続けた。「実際の高速道路上に見立てた上で、個々の作業を一連の流れとして実施したのが特徴」(同社)。実働訓練によって実効性を検証し、課題を抽出する。
訓練に先立ち、菅原社長は「首都高速道路は首都圏経済を担う重要なインフラであり、災害発生時には一刻も早く道路啓開を行うことが任務。迅速かつ適確に行ってほしい」と訓示した。同社は、毎年9月1日の「防災の日」前後に防災訓練を実施している。
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