2014/09/29

【ほっとステーション】鹿島JVが富岡町除染工事の情報提供 憩いの場にも

福島県富岡町で進めている除染工事の状況を知ってもらおうと、鹿島を代表とするJVが開設した「とみおか『除染の駅』ほっとステーション」=写真=が好評だ。工事の概要や状況を紹介しているほか、休憩スペースも設け地域のコミュニケーションの場としても生かされている。見学者や視察者からは工事へのメッセージを寄せてもらい、桜の木を模したメッセージボードに貼り付けることで情報交流の場にしている。

 ほっとステーションは、富岡町中央2丁目にある自動車販売店の店舗に設置。工事終了まで土地と建物を借り受け、内部を改装してスペースを設けた。
 スペースには工事概要や除染工事の手順を説明するパネルを展示しているほか、テーブルと椅子を設けて訪問者の憩いの場としての空間も確保した。また、壁面には訪問者が寄せるメッセージを貼り付けるボードを設置。桜の町・富岡にちなみ、メッセージカードは花をかたどっており、樹木が描かれているボードに貼り付けてもらう趣向だ。8月の開設以来メッセージも寄せられてきており、「カードをたくさん張っていただき、桜を満開にしたい」(鹿島)考え。
 開館日は火曜日から土曜日までの午前10時から午後3時まで。鹿島・三井住友建設・日立製作所・鉄建・飛島建設JVの施工で昨年8月に工事着手しており、2015年3月の完了を予定している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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