2015/10/14

【バックステージツアー】生コン車でビンゴも! 戸田建設の九州がんセンター現場に家族400人!


 福岡市南区で進められている九州がんセンター新築工事の作業現場で10日、「九州がんセンターバックステージツアー」が開かれた。当日は好天に恵まれ作業者の家族や病院関係者、近隣住民ら約400人が参加。普段は見ることのない工事現場や開院前の医療施設の見学会、建設重機の試乗体験、作業体験など多彩な催しが行われ、多くの笑顔に包まれたイベントとなった。

 イベントは、戸田建設の九州がんセンター新築工事(建築)作業所(藤本正洋所長)が中心となり、同社九州支店や現場の職長会、戸田建設九州利友会、設備工事を担当したテクノ菱和・大成温調・クリマテックJV(機械設備工事)、九電工・きんでんJV(電気設備工事)などが趣旨に賛同し、協力した。


 オープニングセレモニーで藤本所長は「これまで延べ70万時間、延べ9万人が力を合わせて作業を進めてきた。お父さんが現場で一生懸命作業できるのも家族や子どもの笑顔が原動力になっているから。きょうは日ごろの感謝の気持ちを込めてイベントを企画しました。楽しい時間、1日を過ごしてほしい」とあいさつした。続いて、藤本所長と歴代職長会会長がテープカットした=写真。
 地下の免震装置の探検ツアーや施設内部の見学会に多くの家族連れが参加したほか、屋外では高所作業車やバックホウの試乗体験、大型クレーンのデモンストレーション、生コンクリートミキサー車を使用したビンゴ大会、とび工、鉄筋組立などの作業体験、ドローンの操作実演など多彩な催しが開かれ、訪れた人は思い思いに楽しんでいた。
 藤本所長は「竣工前で準備が大変だったが、皆さんの協力で実現できた。いい建物を造ろうという思いが結集したイベントになった」と感慨深く語った。同工事の工期は11月末まで。その後、医療機器の搬入などを進め、2016年2月開院を予定している。設計は日建設計。建設地は福岡市南区野多目3-1-1。
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