東日本高速道路北海道支社が北海道横断自動車道小樽~余市間で建設を進めてきた蘭島トンネルが貫通し、8月31日に現地で待望の貫通式が開かれた。蘭島トンネルの貫通により全7本のトンネルのうち5本が貫通したことになる。工事延長は2190mで、蘭島トンネルの延長は903m。施工は鴻池組が担当している。工期は2017年2月21日まで。
式典では、貫通発破に続き、地元の忍路中央小学校の生徒ら23人によるくす玉開披が行われ、貫通を祝った。
貫通握手の儀に続き、発注者を代表して道支社小樽工事事務所の林正幸所長が「トンネルの完成により、後志と札幌圏の交流が進み、大勢の方々に利用していただくことになり、地域の発展に寄与できるものと期待している」、施工者側からは鴻池組の澤井清取締役常務執行役員土木事業本部長が「安全・品質・環境に配慮し、無事故・無災害に全力で取り組み、地域経済や道内経済の発展に寄与できるよう皆さんの協力と支援をお願いしたい」とあいさつした。
衆院議員の中村裕之氏、久保田啓二朗小樽開発建設部次長、森井秀明小樽市長、橋本彰人後志総合振興局長、嶋保余市町長らが鏡開きを行い=写真、約170人の来場者から拍手が沸き起こった。
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