着工式の様子 |
防波壁は、高さ18m、延長1・6㌔で、東西2工区に分けて建設する。施工は鹿島・佐藤工業JV、ハザマ・大林組・前田建設工業JVが担当。2012年12月末の完工を目指す。概算工事費は約1000億円を見込んでいる。
防波壁は、敷地南側の海沿いに設置する。4月から着工に向けた地盤調査や測量などを開始。9月22日から鋼矢板打設、支障物撤去、地盤改良工事といった本体準備工事を進めてきた。準備工事が完了した区画から基礎工事、壁工事(床版)、同(たて壁)などの本体工事を実施する。
本体工事では、地上から岩盤中まで長方形の穴を掘削し、かご状に組んだ鉄筋を穴の中に入れた後、コンクリートを投入して基礎部を構築。基礎部の上部に鋼材と鉄骨・鉄筋を組み立てた後、コンクリートを投入し床版部分を構築、床版の上部に鋼板を箱形状にした鋼殻を立ち上げ、コンクリートを投入してたて壁を構築する。
中電は、9月1日に工事の進捗状況を一元管理し、安全で確実な施工を実施するため、発電所所長を総括責任者とする津波対策工事推進チームを設置する。
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