2014/05/26

【オークラ】「世界をもてなすホテル」 超高層に建替え2019年開業!

イメージパース
東京にある老舗ホテル御三家の一つ、ホテルオークラ東京が、オフィスを併設した超高層ホテルに生まれ変わる。日本の伝統美を継承しつつ、国内外の利用者に最上のサービスを提供する最新の機能を装備したホテルとして2019年春に開業、20年の東京五輪にも備える。

 ホテルオークラは、東京都港区にあるホテルオークラ東京の本館を建て替える。高さ約195mの高層棟と低層棟で構成し、延べ約18万㎡の規模を想定。高層棟にはオフィスを配置する。“ホテルオークラ建築”の基本である「日本の伝統美」を継承しつつ、設備面で最新の機能を装備する。基本計画は、谷口建築設計研究所、大成建設、日本設計、観光企画設計社、森村設計、NTTファシリティーズの6社が担当。今後、設計に着手する。施工者は未定。2015年8月末に現本館を閉館後、9月から解体・新築工事に着手する予定だ。19年2月末に竣工し、同年春の開業を目指している。

 新本館は、地下6階地上38階建ての高層棟と、地下6階地上13階建て、高さ約85mの低層棟の2棟からなり地下で一体化する。高層棟は、地下に宴会場、駐車場、1-3階にロビー、エントランス、婚礼付帯、レストラン、フィットネス、スパなどを設け、4-21階にオフィス、22-38階に客室を配置する計画。最上階にはレストラン、婚礼施設なども想定している。
 低層棟は客室のほか、地下にレストランなどを計画している。ホテル客室数は、約550室とし、国内外の利用者のさまざまなニーズに応じていく考え。敷地面積は約2万6200㎡。
 また、敷地内にあり、中国の古典様式を生かした名作として東京都の歴史的建造物に選定、国の登録有形文化財にもなっている美術館「大倉集古館」の改修工事も計画。4月から約4年間の予定で休館している。
 現在のホテルオークラ(港区虎ノ門2-10)は、1962年に竣工(設計=大成観光設計委員会、施工=大成建設)。同年5月の開業以来、52年にわたり、「世界をもてなすホテルオークラ」のキャッチフレーズとともに日本を代表するラグジュアリーホテルとして利用されている。第5回BCS賞(64年)も受賞している。
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