2012/04/21

神奈川初の津波避難タワー着々 6月完成へ工事急ピッチ

建設中の津波避難タワー
 神奈川県県土整備局が発注した、県内初の津波避難タワー設置工事が海開き前の6月末完成に向け、三和工業の施工で本格化している。設置場所の湘南海岸公園(藤沢市)では現在、造成工が進められており、5月下旬から本体工事に着手する。

 タワー設置工事は、「平成23年度都市公園整備工事(その2)・平成23年度公園整備工事(その13)合併」として2月24日に一般競争入札し、13社が応札した結果、三和工業が3397万8000円(税別)で落札した。予定価格は3578万6000円(同)。設計は県土整備局藤沢土木事務所が担当した。
 タワーはS造のやぐら形式で、ステージ高さ(標高)は、東日本大震災を踏まえて見直した津波高さを考慮し、想定最大津波高(標高10・5m)に余裕高(2m)を加えた12・5mで計画。避難所のステージ面積は約50㎡で、約100人を収容する。
 県が利用者の多い県立公園にモデルとして先行整備し、維持管理のノウハウなどを沿岸自治体に提供することでタワーの設置を促す。設置場所は、藤沢市鵠沼海岸1の湘南海岸公園内。

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