成田国際空港(NAA)は3月31日、首都圏初となるビジネスジェット専用ターミナル「Business Aviation Terminal―Premier Gate(ビジネスアビエーションターミナル―プレミアゲート)」をオープンした=写真。第2旅客ターミナルビル横・南オペレーションセンター1階の1フロア(床面積560㎡)を改装した施設で、専用機を持つ利用者のプライバシーの確保や出入国手続きのスピード化を実現した。
30日に開いた供用記念式典で、同社の森中小三郎社長は、「この施設で、ワールドワイドに活躍するビジネスマンなどの多様なニーズに応えていく」と話した。
来賓としてあいさつした吉田おさむ国土交通副大臣は、今回の供用開始により、「国際競争力の強化につながる」との考えを示し、坂本森男千葉県副知事は「千葉県活性化のエンジンである成田が地域からさらに愛される空港になる」と述べた。この後、森中社長ら関係者がテープカットし、施設のオープンを祝った。
同様の専用ターミナルは名古屋空港に既にあるが、首都圏では初めて。国交省が2010年に策定した新成長戦略に基づく機能強化の一環で、国際競争力の強化や国際会議の誘致を進める観点から設置した。
改装費は1億5000万円。供用開始に合わせ、専用駐機場のスポットを15から18に増やし、最大30日まで駐機できるようにした。
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