2012/04/03

豪州で世界の大学分校を集めたキャンパスシティ 東急電鉄が誘致開始

「インターナショナルキャンパスシティ」のイメージ
 東京急行電鉄は、オーストラリア第4の都市・パース近郊に位置する「ヤンチェップ地区」に、各国の大学の分校を集めた「インターナショナルキャンパスシティ」を誘致する。世界に通じる人材を育てるとともに、市街化に先立つ人口集積と雇用創出の起爆剤として、プロジェクトを推進していく。2014-15年にI期施設を整備し、20年の全体完成を目指す。

 東急電鉄は同地区の都市開発を30年以上前から手掛けており、現在は宅地造成や分譲事業を実施中。開発対象面積は約7000ha(販売済区画含む)に上り、このうちの約2100haを東急グループが所有している。将来的には15万人の定住、5万5000人の就業を実現したい考えだ。
 地区内には、雇用創出のための先行オフィスI期と商業施設が12年内にオープンする予定。15年には同II期が完成し、20年には鉄道駅も開業する見通しだ。


『オーストラリア癒しの大陸をゆく―パース~アルバニー~エアーズロック』 AmazonLink

Related Posts:

  • 【素材NOW】まるでテフロンフライパン たるませて吸音する膜天井材 粕屋町総合体育館を始め国内外の実績は1500件 「天井材としての使われ方が増えている」と、フッ素樹脂加工メーカーの中興化成工業(東京都港区)で、建築分野を担当するアーキ・プロダクト部の小宮陣一部長は強調する。同社の建築膜材『FGT』シリーズは、ことし3月に拡張された東京国際空港国際線旅客ターミナルビルの天井部に約1万5000㎡規模で採用された。 FGTシリーズはガラスクロスをテフロンコーティングした素材。構造材料と内装材料を使い分けられる… Read More
  • 【等々力陸上競技場】点灯電力3割減も鮮やかな色で競技演出 東芝ライテックのLED投光器 等々力陸上競技場(川崎市)のメーンスタジアムが改築工事を完了した。規模はRC・S造6階建て延べ2万1853㎡。競技場全体の客席数は2万7495席となった。パーティーシートやペアシートなど多様な観客席を取りそろえたほか、南側と北側のサイドスタンドには大型映像装置も配置された。  照明設備も一新され、既設照明鉄塔4基のうち、メーンスタンド側の照明鉄塔2基(照明器具216台)を撤去し、新たに整備されたメーンスタンドの屋根上部には、東芝ライテック製… Read More
  • 【素材NOW】厚さ0.8mmで鋼材のサビ防止! 劣化しやすいところにだけ貼れるチタン箔シート  「厚さ0.8mmのシートの威力をもっと知ってもらいたい」と話すのは新日鉄住金チタン・特殊ステンレス営業部チタン第三室の定榮弘三主幹だ。シートは厚さ0.1mmのチタン箔(はく)に粘着加工を施したもの。鋼橋の劣化しやすい部分に貼り付け、その上から塗装するだけで耐食性を大幅に向上できる。最近では、新潟大橋に試行導入した。  チタンの比重は鋼材の6割程度だが、引張強度は鋼材並み。海洋環境でも優れた耐食性を発揮する。高価な素材だが、チタン箔自体は… Read More
  • 【素材NOW】軽量のロックウールで直張り耐震天井 工法セット販売で販路拡げる 建材メーカーの大建工業が耐震天井工法の販売に乗り出した。「実は社として天井金具製品を扱うのは初めて」と吉田和雅執行役員エコ事業統轄部副統轄部長が説明するように、もともと同社は石膏ボードを捨て張りする在来工法向けに吸音性能に優れた軽量のロックウール吸音板『ダイロートン』を販売していた。東日本大震災の天井落下被害を機に耐震天井のニーズが高まる中、軽さに強みを持つダイロートンを天井仕上げとして直張りする独自工法を普及させることで、販路拡大に動き出… Read More
  • 【素材NOW】圧縮強度は砂漆喰の5倍! アピーネが瀬戸漆喰を外壁に適用 アピーネ(本社・広島県呉市、佐藤陽一代表)が、国土交通大臣の防火構造認定を取得した漆喰(しっくい)塗り外壁は、両面木ずり下地に、一般的な砂漆喰に比べ5倍の強度を持つ「瀬戸漆喰」を塗った構造となっている。この認定に適合した工法を使えば、建築基準法22区域の3階建て以下の住宅や準防火地域の2階建て以下、延べ床面積500㎡以下の住宅で、延焼の恐れのある部分の外壁として使うことができる。 漆喰は、寺や土蔵、古い商家などの壁に多く使われているほか、和風… Read More

0 コメント :

コメントを投稿