建築家・伊東豊雄氏の企画展「伊東豊雄:Cave of Books(本の洞窟)」が10日、京都市左京区の京都造形芸術大学で開幕した。人間館1階のエントランスラウンジに伊東氏が手掛けた3次元の書棚を展示している=写真。 11日に開いたオープニングレセプションには、伊東氏を始め関係者ら約80人が参加した。
伊東氏は「設計を担当し、いま建設中の『台中メトロポリタン・オペラハウス』と同じく洞窟をイメージした。洞窟は人間の体の延長のようであり、その中で本が読める空間づくりを目指している。学生の方にはぜひ人に薦めたい本をどんどん書棚に置いて、育てていってほしい」とあいさつした。
書棚に並ぶ図書は伊東氏とブックディレクターの幅允孝氏が選定した。哲学書から経済書まで幅広い分野を取りそろえており、利用者はエントランスラウンジ内で読むことが出来る。 会期は8月30日午後5時まで(8月16日は休館)。
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