千葉県県土整備部は23日、君津市内にある国道410号松丘隧道で進めている覆工工事で吹き付けたモルタルが剥落したと発表した。落下物の大きさは幅約5m×長さ約20m×厚さ約10cmで、重さは約23.5tに及ぶ。発生直後から通行止めにしており、現在、原因などを調査している。国と協議した上で早期に対応を決める。
松丘隧道(君津市広岡)は、全長約91.3mで幅は約6m。2012年12月の中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故を受けて点検したところ、モルタルの老朽化が見つかっている。このため、夜間は通行止め、日中は片側通行にしながら14、15年度の2カ年で補修工事を進めていた。
今回、15年度に発注した県単災害防止工事(松丘隧道・覆工その2)で、古いモルタルを除去した後に新たに吹き付けたモルタルがはがれ落ちた。23日午前8時10分ごろに発生したが、通行車両はなく、けが人は出ていない。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿