鉄鋼ビルディング(東京都千代田区)が計画している、(仮称)新鉄鋼ビル建替計画に伴う新築工事の安全祈願祭が24日、東京・丸の内の現地で行われた。1951年に完成した、戦後初の“高層ビル"が、複合施設の開発が進む東京駅八重洲口北側に、オフィス棟とにぎわい施設棟の2棟として生まれ変わる。設計・監理は三菱地所設計、施工は大成建設・増岡組JVが担当する。
神事では三菱地所設計の大内政男社長が鎌(かま)、鉄鋼ビルディングの増岡真一筆頭専務が鍬(くわ)、大成建設の多田博是副社長執行役員と増岡組の仙石茂専務が鋤(すき)を入れたほか、三菱地所の合場直人専務執行役員や関電工の山口学代表取締役会長らが神前に玉ぐしをささげ、工事の無事を祈った。
規模は、RC・SRC・S造地下3階地上26階建て塔屋1層延べ11万5509㎡。免震構造を採用する。オフィス棟の1-3階には店舗、にぎわい施設棟にはサービスアパートメントが入居する。
設計では建て替え前の施設の低層部のデザインを継承し、彫りの深い端正なファサードを採用。バスターミナル周辺は明るく華やいだデザインとしてにぎわいを創出するとしている。
建設地は千代田区丸の内1-8-2。
坂本雅之作業所長(大成建設)の話 「熱い思いをひしひしと感じ、責任の重さを改めて認識し、身の引き締まる思いだ。難工事だが、当社の持てる技術を余すことなく発揮し、無事故・無災害で高品質の建物に仕上げたい」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月25日
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