ウエディングのプロデュースやレストランを展開するノバレーゼ(東京都中央区、浅田剛治社長)は3月29日、婚礼施設兼カフェレストランとして再生した旧桜宮公会堂=写真=のオープニングセレモニーを開いた。15日にグランドオープンする。設計施工は竹中工務店が担当した。
外観 |
セレモニーでは浅田社長が「改装が終わり、今後は運営者の立場になる。歴史ある建物と素晴らしいロケーションを多くの方に楽しんでもらい、ここで多くのカップルが誕生するよう努め、新たな大阪の名所にしたい」とあいさつした。
来賓祝辞に続いて、浅田社長、竹中工務店の難波正人取締役専務執行役員ら主な関係者でテープカットした。
旧桜宮公会堂は1935年に明治天皇記念館として建設され、大阪を代表する洋風建築として知られている。重要文化財に指定されている正面玄関は、英国出身で明治初頭の御雇技師、トーマス・ウォートルスが設計し、1871(明治4)年に建設された造幣寮(現造幣局)の玄関を移築したものだ。
今後、1階を披露宴会場兼レストランスペースとし、2階はチャペル様式の挙式スペースとして運営していく。また、敷地内には重要文化財の洋館「泉布観」があり、同館も一般開放する。
規模はSRC造地下1階地上2階建て延べ927㎡。S造2階建て延べ267㎡の施設も増築した。所在地は大阪市北区天満橋1-1-1。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月1日
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