完成予想 |
地鎮の儀では、苅初(かりぞめ)を広瀬勝貞大分県知事、鍬(くわ)入れを近藤和義大分県議会議長、鋤(すき)入れを坂茂・坂茂建築設計代表が行ったのに続き、鹿島の岡崎準専務執行役員技師長が筒井司所長を介添えに杭を打ち込み、工事期間中の安全と無事竣工を祈願した。
神事の後、広瀬知事は、「多くの人のお世話になり、ようやく起工式を迎えることができた。県民が気軽にやって来て疲れを癒せる場となり、県民とともに成長する美術館になることを期待する。オープンでフレキシビリティーのあるデザインになっており、安全に留意し、すばらしい美術館ができることを心待ちにしている」とあいさつした。
坂代表は、「大分県の情報発信の拠点として愛してくださる建物にしたい。県民の憩いの場として発展していくようずっとお付き合いさせていただく」と述べた。また、地元大分市出身の岡崎専務は、「高校卒業以来、無縁だった大分で仕事ができる念願がかなった。施工者一体となって工期内に無事故・無災害で完成させる」と決意を述べた。
県立美術館の規模は、S・RC造地下1階地上4階建て塔屋1層延べ1万6769㎡。施工は、建築を鹿島JV、電気を九電工・鬼塚電気JV、空調を須賀工業・西産工業JV、衛生を協和工業、解体を荒金組が担当する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月16日
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