2013/04/03

【企業】米・地元紙から最優秀賞 鹿島現法のレジデンス

鹿島の北米現地法人カジマ・ユー・エス・エー(KUSA、大橋令明社長)傘下で開発事業を展開するバトソン・クック・デベロップメント(BCDC)が米国アトランタで手掛けた高層アパート2件が、地元紙アトランタ・ビジネス・クロニクルが選出する「Best in Atlanta Real Estate Awards」の2012年最優秀賞(住宅部門)に輝いた。

受賞したのは、アトランタの中心部ミッドタウン地区に立地する「SkyHouse Midtown(竣工済)」と「(仮)100 6th Street(建設中)」で、堅調に推移するアトランタの賃貸住宅マーケットを見据え、現地パートナー(Novare Group)と協同で開発を推進したプロジェクト。ハイグレードな仕上げに加え、全面ガラスカーテンウオールを通した豊かな眺望や最上階に設置した屋外プール、クラブルームなど優れた商品企画とデザインを実現したことが今回の受賞に結び付いた。
 2案件は「SkyHouse」と名付けられた、ディベロッパーと設計者・施工者がチームを編成して同一規格の高層アパートを提供するシリーズ化された開発事業の一部。受賞した「SkyHouse Midtown」は第1号案件で、堅調な賃貸需要が見込まれるオーランド、オースティン、ヒューストンにも3件を建設中だ。その他の有望な都市でも事業着手の機会を検討している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月3日

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