“経年優化"の街を目指し、次なるステージへ--。開業から6周年を迎えた東京ミッドタウン(事業者代表・三井不動産)は、開業以来初の大規模な取り組みとして、商業エリアの約3割に当たる42店舗を新規出店またはリニューアルし、25日にオープンした。新規顧客の開拓とともに、開業以来変化してきた来街者のライフスタイルに合わせ、開業以来のコンセプト「都心の上質な日常」はそのままに、品と質を楽しむ暮らしを提案する。初年度は、来街者数3000万人、売上げ250億円を目指す。
オープンに先立ち、24日に都内で会見した三井不動産東京ミッドタウン事業部長で東京ミッドタウンマネジメント社長の中村康浩氏は、「開業時から毎年、売上高230億円以上をキープしている。施設として十分な価値のある状態から、街ブランドの再訴求、都心生活者の新規来街の促進、不足機能の補完など、さらに上のステージを目指す」と改装の狙いを説明した。
今回の大規模リニューアルの特徴は「開業当時は都会生活を華やかにたのしむイメージの店が多かったが、時代が変化してきたため、こだわりやストーリー、質を大切に考えるブランド、セレクトショップを中心に誘致した」(三井不動産)という。共用部には、デザイナーの皆川明氏によるオリジナルソファを設置するなど、ショッピングの合間の憩いの空間も提供する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月26日
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