近畿地方整備局と西日本高速道路会社が建設を進め、21日に開通する「京都第二外環状道路」(にそと)の沓掛インターチェンジ(IC)~大山崎ジャンクション(JCT)・IC間の内覧会が11日、現地で開かれた。バス会社、地図会社、ロードサービス・レッカー会社の計21社から約100人が参加した。
冒頭、京都府長岡京市の長岡京IC現場で、同局京都国道事務所の濱田禎所長があいさつし、「京都市内の交通事故発生率は全国平均の2倍だが、開通に伴い、生活道路の交通量が少なくなり、事故が減少するだろう。開通が終わりではなく、皆さまに利用していただくことが重要だ」と力説した。
長岡京ICの直下には阪急電鉄西山天王山駅が13年度下期に開設され、高速バスの停車場とも直結することから、バス会社の関係者を中心に参加者は熱心に見入っていた。その後、バスなどで開通前の道路を実走し、走行性などを確認していた。
沓掛IC~大山崎ジャンクションJCT・ICは長さ9.8㎞。京都縦貫自動車道が名神高速道路と接続することで、渋滞緩和や交通安全の確保、地域経済の活性化などが期待されている。同自動車道で残る未開通の京丹波わちIC~丹波ICの約19㎞は14年度に完成する予定。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月12日
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