東京鉄筋工業協会(知念辰昇会長)は、 電炉メーカーの城南製鋼所 (埼玉県川口市、岸田成器社長)で棒鋼の生産現場を見学するとともに=写真、メーカーとの意見交換を行った。知念会長は 「鉄筋の加工・取り付けを行う鉄筋工事企業として、その材料の生産工程を知っておくことは大事なことであり、メーカーと情報交換することは、 お互いにプラスになる」と話す。
見学会を土曜日に行ったのは、電炉メーカーの生産が平日は夜間、土日は昼夜3交替で行っているため。参加者は、スクラップを棒鋼に生産する工程を見学した後、意見交換した。
意見交換会では、鉄工協側が「若年者の入職状況」や「熱中症対策」などについて質問した。城南製鋼所側からは「10人採用すると3年後には半分くらいになる。辞めていく一番の理由は、土・日曜日が昼夜3交替のため、休めないことだ」という。また、夏場は、水分・塩分補給のほか、冷風機などにより、熱中症予防を図るなど共通する課題が多いことも分かった。
鉄工協では、今後もこうした見学会や研修会を随時開催していく方針だ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月4日
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