2016/11/13

【イケフェス】「生きた建築」の魅力を大阪市内各所から発信! 安井建築設計事務所、竹中工務店


 近代建築を始め、大阪市内にある建築の魅力を発信するイベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」(イケフェス大阪)が6日まで市内各地で行われた。関連イベントの一部を紹介する。写真は安井建築設計事務所のオープンハウス

◆設計の近未来図提示 安井建築設計事務所
 安井建築設計事務所は4、5の両日、大阪市中央区の本社ビルでオープンハウスを開催した。「○○○なBIMの世界」と題し、同事務所のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入事例を中心に紹介した。
 なかでも専用ゴーグルを使いBIMで設計した空間をバーチャル・リアリティー(VR)体験できるコーナーを始め、関連会社・安井ファシリティーズが開発した「パノラマmemo」の展示など、建築設計の近未来を感じさせるユニークで先進的な取り組みが高い関心を集めていた。

◆御堂ビルを特別公開 竹中工務店

箸づくり体験コーナー

 竹中工務店は5、6日、大阪本店が入る御堂ビル(大阪市中央区)を特別公開した。「建築テーマパーク」に見たて、模型や映像展示のほかカンナ削りや箸づくりといった体験コーナー、御堂ビルの建物の魅力について社員が解説するガイドツアーなども行われ、終日にぎわった。
 同ビル(SRC造地下4階地上9階建て延べ4万4593㎡)は当時大阪本店設計部長だった岩本博行氏が設計を手がけ、1965年に完成。2014年に大阪の都市魅力向上につながる建築物を顕彰する「生きた建築ミュージアム」の1つに選ばれた。
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