2月29日に完成した東京スカイツリー(東京都墨田区)の竣工式が2日、現地で開かれた。竣工式の神事には、銅鑼も登場した=写真。事業主体の東武鉄道や放送事業者、建設関係者ら66人が出席し、634mという世界一の高さを誇る新タワーの完成を祝った。隣接する商業施設などを含めた「東京スカイツリータウン」は5月22日に開業する。初年度は2500万人の来場を見込む。
東武鉄道の根津嘉澄社長は式典後、「日本の状況は厳しいが、スカイツリー(完成)を契機に、明るい元気な日本になってほしい」と語った。
設計・監理担当の日建設計の中村光男会長は直会(なおらい)で、「世界一のタワーというプロジェクトにかかわらせていただき、大変感謝しています。竣工前から社会的関心が非常に高いプロジェクトは、私どもとしても初めてでした。東日本大震災の復興のシンボルとしても、国内外に受け入れていただければ幸いです」とあいさつした。
また、東京スカイツリーの施工を手掛けた大林組は、「着工から3年8カ月。東日本大震災を経ながらも、無事竣工を迎えることができたのは、関係者の指導・支援、そして地元を始めとする多くの方々の理解・協力のたまものです。心を込めて建設した東京スカイツリーが、いつまでもみなさまに愛され続けることを願っています」と喜びのコメントを発表した。
東京スカイツリータウンの開発では、複合施設部分の東街区を大林組・株木建設・東武建設JV、西街区を大成建設・東武谷内田建設JVが施工した。
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