2012/03/19

日本の建築系学生を国際化! UIA東京大会の追加事業として人材育成

JOBのミーティング
 UIA2011東京大会日本組織委員会(JOB、小倉善明会長)は、建築界の国際化に対応できる次世代の専門家を育成するため、UIA(国際建築家連合)大会の追加的事業として人材育成活動支援を始める。3月中に一般財団法人を設立し、建築技術者の海外実務経験や学生の海外留学などを支援する。同大会には海外から多くの参加者を得たが、国内の若者の参加は少なく、国際化が遅れていることが浮き彫りとなっていた。

 非営利の一般財団法人「国際建築活動支援フォーラム(仮称)」は、建築家・建築技術者に対する海外実務経験や、学生の海外留学など国際的活動を支援する目的で設立する。
 2月に開催した日本建築学会、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会、日本建築家協会(JIA)、日本建設業連合会の5会会長会で合意を得て設立が決まった。
 JOBの副会長は新法人の役員となり、当面の財源はJOBからの寄付金とする。財源は、約4500万円になるとみられる。
 16日に開いた会合で小倉会長は「早急に成果を上げる必要があり、2、3年で財源を使いたい。その後、賛同を得られれば、引き続き活動をしていきたい」と考えを示した。
 2011年9月に開催した「UIA2011東京大会」には海外1868人、国内3227人が参加し、目標を上回った。しかし、そのうち学生の参加者(有料登録者)は、海外261人に対して国内254人と少なく、日本の若者の“非国際化”が浮き彫りとなっていた。


『建築学生のハローワーク (建築文化シナジー)』 五十嵐太郎 著 AmazonLink

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