『Plant Planet』 |
今回は7大学16人の作品が出展されたほか、近隣商店街で市内の大学生による「築いて!ひよっこ展」が企画されていたことから合同開催とし、ひよっこ展の作品も講評の対象となった。
講評会の審査ゲストは、建築家の遠藤秀平(遠藤秀平建築研究所)、谷尻誠(SUPPOSE DESIGN OFFICE)、平沼孝啓(平沼孝啓建築研究所)の3氏。
1次選考では上位6作品を選出。2次選考では、出展者が各4分の持ち時間でプレゼンテーションと質疑応答を行い、作品の狙いなどをアピールした。講評会ゲストは、作者の労をねぎらいつつも「意図を説明できるロジックが必要」「空想でしかないのでは」と、時折、厳しい意見も投げ掛けた。
1位となった柏木さんの作品は、廃タンカーを植物工場として再活用する斬新なもの。その内部を「魅せる」ことを意識し、水族館の空中トンネルのように空間構成したという。「もう少し空間的な工夫がほしい」との意見もあったが「着眼点が素晴らしい」と高く評価された。
最後にゲスト3人は「物足りない部分もあったが、力強さが感じられて良かった」などと感想を語るとともに、「こういう場で上位に残る人とそうでない人の差は微差でしかない。結果よりも、自分が考え、自分が納得したもので評価されることが大事だ」とエールを送った。
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