六本木三丁目東地区の完成予想 |
六本木三丁目東地区の施行区域は港区六本木3丁目地内の約2・7ha。南北の2街区に分け、業務や商業、住宅などの大規模複合施設を建設する。
南街区の北側にはSRC造地下5階地上40階建て塔屋8層延べ約17万0350㎡の業務棟、住宅地に近い南側にはRC造地下2階地上27階建て塔屋2層延べ約2万6790㎡の住宅棟を整備。加えて、業務棟と住宅棟の間に変電所棟(RC造地下2階地上1階建て延べ約830㎡)を配置する計画だ。規模は総延べ約19万7970㎡となっている。
また、北街区にはRC造地下2階地上2階建て塔屋1層延べ約2750㎡の商業棟を建設。建物を低層化することで最寄り駅となる東京メトロ六本木一丁目駅への視認性を高めるとともに、一時避難スペースとなる約750㎡の地下鉄駅前広場、六本木通りと駅をつなぐ地下連絡通路を整備するなど、駅を中心とした防災性に優れた複合市街地の形成を目指す。
同組合では今後、8月にも権利変換計画の認可を取得し、9月にも着工する。15年9月の完成を予定している。総事業費は約1141億円を見込む。事業協力者と準備組合の事務局は住友不動産、コンサルタントと設計は日建設計が担当している。
一方の調布駅南口東地区の施行区域は京王線調布駅南口駅前広場に隣接する調布市布田4丁目地内の約0・4ha。再開発施設は分譲住宅190戸や商業・業務施設、公益施設、市の駐輪場などで構成。規模はRC造地下1階地上16階塔屋1層延べ2万5595㎡を計画している。
震災時にも持続可能な耐震性を備えた構造にするとともに、備蓄倉庫や非常用電源といった防災設備も整備する。
組合では今後、13年4月にも権利変換計画の認可を取得。同年9月に着工し、15年7月の完成を目指す。総事業費は約94億5000万円。
コンサルタントはパシフィック総合開発研究所。施工は昨年7月に特定業務代行者に選ばれた清水建設が担当する。
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