ベントレー・システムズ(Bentley Systems)とスマート・ジオメトリー・グループ(Smart geometry group)が毎年開催している「smart geometry 2012(sg2012)」が米国・ニューヨーク州のトロイで開かれた=写真。sgは、建築を幾何学的な側面から研究する取り組みで、ベントレー社が中心となって米国やヨーロッパで開催を続けている。英国のフォスター・アンド・パートナーズなど著名な組織事務所も多数参加する。今回は「material intensities(素材の強度)」がテーマとして選ばれた。建築の境界という概念を取り払うことについて討議した。http://smartgeometry.org/
ことしは現地時間の19日から22日にかけて「クラスター」と呼ばれる10のグループが、それぞれのテーマに基づいてワークショップを行い、23日のトークショップで、各クラスターのこれまでの活動について議論した。
24日のシンポジウムでは、Media-ICT(バルセロナ)の設計で知られるスペインの建築家、エンリク・ルイス・ヘリ氏らが基調講演し、ヘリ氏は「素材の強度を最大限に引き出すことで、常識を変える建築を生み出せるようになった。自然エネルギーを最大限活用するよう、環境の変化に合わせて建築をリアルタイムで変化させることもできる。これらにはパラメトリック・デザインが不可欠だ」と語った。このほか、各クラスターの成果も発表された。また、次回の開催地はロンドンに決まった。
『建築とデザインのフラクタル幾何学』カール・ボーヴィル AmazonLink
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