大阪府羽曳野市は、米大リーグ・レンジャーズに移籍したダルビッシュ有投手の寄付金などで整備する硬式野球場の検討を本格化させる。既にダルビッシュ投手側との調整が進んでいる模様で、候補地としてグレープヒルスポーツ公園の敷地が有力視されている。市は4月以降、庁内を横断する検討組織の立ち上げも視野に入れ、整備する施設やスケジュールなど具体的な調査を進める。コンサルタント業務は検討状況をみながら委託する見通し。
野球場の整備には、グレープヒルスポーツ公園(駒ヶ谷850)にあるグラウンドを活用する案が浮上。市内で最も大きなグラウンドであり、整備が有力視されている。
市は2012年度予算案の中で検討調査に充てる費用を確保しているが、現時点で具体的な委託時期などは設定していない。整備にはスタンドの建設やフェンスの設置などが見込まれるが、市の市長公室では、今後の検討状況の中で基本計画策定や不動産鑑定など業務が必要になった際に委託するとしている。
野球場の構想は、ダルビッシュ投手が08年12月に帰郷して北川嗣雄市長を表敬訪問した際に、寄付を進言したのがきっかけ。「地元に恩返しがしたい」という同投手の想いと、総合運動公園の整備を検討していた同市の思惑が合致した形となった。当時は小中一貫校の整備などで生まれる敷地を活用し、球場を新設することも検討されていた。
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