2012/03/14

JR東日本の『エコステ』の第1弾 アトレ四谷がリニューアル

 東日本旅客鉄道(JR東日本)が、駅に多様な環境技術を導入する『エコステ』の第1弾モデルとして、改修工事を進めてきたJR四ツ谷駅が14日、リニューアルオープンする。また、駅ビルの管理運営を手掛けるアトレが、さまざまな環境配慮メニューを盛り込み全館改装した「アトレ四谷」も同時開業する。

 同駅ではホームやコンコースの照明、電気掲示器のLED(発光ダイオード)化を始め、空調設備の高効率化や節水型トイレの導入などにより、CO2排出量を2008年度比で40%(年間189t)削減するという。
 このほかにも、自然換気システムや50㌔ワットの太陽光発電設備、高効率変圧器、上家・擁壁緑化など、多彩な環境保全技術を取り入れている。
 一方、アトレ四谷でも全館にLEDを採用し、照明の年間消費電力を約60%削減。太陽光発電により年間9800㌔ワット時の電力を生み出す。館内には古材・再生材を積極的に使用した。
 アトレ四谷の施設規模はS造2階建て延べ2896㎡。店舗面積は1627㎡で、カフェや雑貨、メークサロンなど19店舗が入る。設計はジェイアール東日本建築設計事務所、施工はジェイアール東日本ビルテックが担当した。


『進展する交通ターミナル―鉄道駅・港湾・空港』 AmazonLink

Related Posts:

  • 【東邦レオ】グリーンインフラで都市を冷やせ! 植物がなじむ基盤材『J・ミックス』  自然の循環を都市のシステムに組み込む「グリーンインフラ」に注目が集まっている。豪雨による冠水に悩まされてきた米国オレゴン州のポートランドでは緑地帯を道路よりも一段低くして雨水を流し込んで吸収させ、植物を育てるシステムなどを作り上げ、グリーンインフラ先進都市として、世界中から視察団が訪れる。東邦レオ(本社・大阪市、橘俊夫社長)は、海外の先行事例を参考に、日本国内でもグリーンインフラの発想を取り入れた製品の普及に力を入れている。写真は植栽の… Read More
  • 【根本建設】表紙に“ねもけん”がいるよ! 「災害時のペット手帳」を横浜市港南区に寄付  根本建設(本社・横浜市港南区、根本雄一社長)は15日、港南区に「災害時のペット手帳」5000部を寄付した。これを受けて齊藤貴子港南区長は区長感謝状を根本社長に贈呈し、地域への貢献に感謝した。同手帳は区内の防災拠点での防災訓練や区獣医師会動物病院、生活衛生課窓口などで配布する。写真は右から齊藤港南区長、根本社長、根本専務 根本建設の公式マスコットキャラ「ねもけん」  同手帳は、区と根本建設、区獣医師会の協働で作成した。災害時の準… Read More
  • 【ガイアートT・K】広報活動実り全国で100件採用! 滑らない縦溝粗面舗装「FFP」  「滑らない舗装をつくることがわれわれの使命」とガイアートT・Kの前山俊彦社長は力を込める。同社が開発した縦溝粗面型ハイブリッド舗装「フル・ファンクション・ペーブ(FFP)」の採用実績は着実に積み重なり、近年では凍結抑制対策だけでなく事故防止対策を目的とした採用も増加している。これまで全国各地で計100件採用され、累計施工実績は20万㎡を超えた。同社はFFPを「総合的舗装技術」ととらえ、アスファルトフィニッシャーの改良などにも取り組み、全… Read More
  • 【協和エクシオ】通信建設業はこんなに重要だった! 大学生45人が事業や技術を学ぶ  協和エクシオは8月29日から9月2日までの5日間、通信建設業界への理解促進を目的とするインターンシップを開催した。本社と北海道、東北、関西、中国の4支店において女性2人を含む計45人が参加。参加者からは「実際の施工現場を見学でき、仕事内容の理解が深まった」「通信の仕組みを自分で見て触れて学ぶことで、日常生活の裏にある通信インフラの重要性、通信建設業の社会貢献度の高さを感じた」といった声が寄せられた。  今回のインターンシップには大学生… Read More
  • 【スリーエムジャパン】医療用技術を土木へ! 毛細管現象を利用したコンクリート床版給水養生用シート  高度経済成長期に整備された多くの橋梁やトンネルが老朽化に直面し、維持更新が迫られている。こうした社会的ニーズを背景にスリーエムジャパンが開発した床版面用の給水養生シートは技術開発、生産技術、製造、品質管理、マーケティングのあらゆる部門が知恵を出し合って誕生した。微細な溝を施して毛細管現象を利用し、敷設するだけで水を均一に搬送でき、給水作業の省力化、作業負担の軽減、養生コスト抑制という効果が発揮できる。開発に携わったテープ・接着剤製品事業… Read More

0 コメント :

コメントを投稿